昨日からわしは仕事を始めていて、「ファクターZ」の
コンテをやっているが、チーフ広井がパソコンにラフ
下絵のアイデアを送ってきてびっくりした。
勝手に仕事を始めているらしい。
「ファクターZ」の構成案を考えているうちに、次の章の
アイデアも浮かんできて、『コロナ論5』の原稿が揃えば、
一気に「ファクターZ」も進むかもしれない。
どこかに連載して単行本化する形式ではないので、
原稿料が入らない。
先行投資して、描き下ろし単行本で出すので、売れな
ければ大赤字が出る。
これは博打なのだ。
それでも小林よしのりの作家性の枠を拡げるためには、
やっておかねばならない。
漫画家は常に博打で、地道な努力と童心による冒険!
商売関係なく、どうしても描きたい、たとえ損をしても
描きたいという意欲がなくなれば、おしまいだ。
わしにはそれがあるから、70歳過ぎても、次々に新たな
代表作を生み出すことになるだろう。